赤ヘルのマイル貯蓄&活用術

陸マイラー活動でANAのマイルを貯めて行った、ハワイ挙式・新婚旅行。私が実践した、お得にかつ楽しくする方法を公開していきます。

途中降機(ストップオーバー)でホノルル滞在!ハワイ挙式後の新婚旅行にもピッタリでした

航空会社のマイルを貯めている人は、結構いるのではないでしょうか?私は新婚旅行で途中降機(ストップオーバー)を活用し、国際線ビジネスクラス(C)2区間を含む6区間の航空券を、9,400円で発券することができました。私の場合は、ハワイ挙式と新婚旅行の為にANAのマイルを貯め始めましたのですが、「前からマイル貯めてるよ!」という人は、せっかく貯めたマイルを使って複数都市を巡る航空券を発券してみてはいかがでしょうか?今回は、私が6区間の航空券を発券するときに着目した4つポイントを紹介します。 

特典航空券とは?

マイルを使って取得する航空券のこと。

  • ANA国内線特典航空券
  • ANA国際線特典航空券
  • 提携航空会社特典航空券

ANAのマイルを使用した特典航空券はこの3つのがあります。単純にANAで【東京↔️ホノルル】の往復をするなら、ANA国際線特典航空券。でも私が新婚旅行に行くときに使用したのは、ANA特典航空券ではなく提携航空会社特典航空券。同じANAのマイルを使うことにはかわりないのですが、微妙にルールが違うんです。

 

ANAはスターアライアンスという連盟に所属しており、私が新婚旅行で利用したユナイテッド航空[UA]やエア・カナダ[AC]も同じくスターアライアンス所属です。なので、ANAのマイルを使用して特典航空券を発券できます。その他の対象便はこちらをご覧ください。

概要│提携航空会社特典航空券│マイルを使う│ANAマイレージクラブ

 

www.akaheru717.com

上の記事にまとめていますが、新婚旅行では合計8区間飛行機に乗り有償で購入したデルタ航空の2区間を除く、6区間を改めて地図と合わせて紹介します。  

f:id:akaheru717:20171023163142p:plain

関空羽田(ANA・エコノミー)

羽田ホノルル(ANA・エコノミー)

ホノルルロサンゼルス(ユナイテッド航空・エコノミー)

ロサンゼルスバンクーバー(エアカナダ・ビジネス)

バンクーバー羽田(ANA・ビジネス)

羽田関空(ANA・エコノミー) 

下の赤い矢印はエコノミークラス、上の黒い矢印はビジネスクラスをあらわしています。左の関空が見にくくてすいません…。以後見やすいようこの表が数回登場します(笑)。 

旅程のポイント4つ!

特典航空券のルールを細かく説明すると恐ろしい量になるので、今回はあえて私が新婚旅行に行くにあたって重視したポイント4つに絞りました。

①目的地はロサンゼルス

出発地からの必要マイル数が最も高い地点を目的地とします。

ANAのサイトを見ると上のように書かれています。私が行ったのは、【ホノルル・ロサンゼルス・バンクーバー】の3都市。

f:id:akaheru717:20171023163142p:plain

今回の旅程では、一番遠いロサンゼルスを目的地とした往復の航空券となっています。①②③がロサンゼルスまでの往路、④⑤⑥が日本までの復路です。

妻が留学で行ったことがあったので私たちはロサンゼルスを選びましたが、ニューヨークやシアトルなどでも構いません。ソウルなどホノルルと反対方向はだめなので位置関係に気を付けてください。

でも、ホノルルとバンクーバーは?なんで寄れるの?と疑問が浮かんできたので次へ。

ホノルルで途中降機(ストップオーバー)

ANAのホームページを参照!

途中降機(24時間を超える滞在)

日本発・海外発ともに途中降機は、目的地以外に往路・復路いずれか1回可能です。

こう書いてありました。そう、ホノルルで途中降機するんです!でも【途中降機】ってなに?とさらに謎は深まりますよね。

上の()内に書いてある通り「24時間を越えて滞在できる」ということ(そのままですいません)。途中降機は、目的地であるロサンゼルスに行く前(往路)orロサンゼルスから日本へ帰る時(復路)のどちらか1回ですることができるので、私達はホノルルで途中降機して5泊滞在することに。そのときにヒルトン・ハワイアン・レッジ内にあるジ・アカラチャペルで挙式をしました。 

www.akaheru717.com

www.akaheru717.com

往路②~③のホノルルで1回途中降機したので、復路ではできません。④~⑤バンクーバーは24時間以内の乗り換えとなります。

乗り換え
日本国内で往路・復路各2回まで可能です。さらに、日本以外で往路・復路各2回まで可能です。
  • ※目的地は乗り換えの回数に含みません。
  • ※地上移動区間がある場合は、両端の都市を合わせて1回のお乗り換えと数えます。
  • ※途中降機は乗り継ぎ回数に含まれます。

バンクーバー到着が23:00、⑤バンクーバー出発が翌日16:00で、約17時間の滞在になり、24時間以内に収めることができました。

途中降機の有効期限

ホノルルで途中降機して5泊滞在したと説明しましたが、気になったのが途中降機した時の滞在の限界日数。「極端な話、1年後までできるのか?」気になったので、ANAに問い合わせてみました。結果としては、「往路で途中降機する場合は、特典航空券発券日から1年間有効。復路で途中降機する場合は、往路出発日から1年間有効」との回答を頂きました。1年とはすごいです。でもホノルルにそんなに長期で滞在するのは現実的ではありませんので、あくまで参考程度に。

なぜバンクーバー経由に? 

今回、ロサンゼルスから羽田への直行便があるにも関わらず、あえてバンクーバーを経由して帰国するのには3つ理由がありました。

1つは使用機材。

ロサンゼルス→羽田・ボーイング777-300ER

バンクーバー→羽田・ボーイング787-9

どちらもフルフラットのビジネスクラスがあり、ロサンゼルスの777-300ERには、ファーストクラスの設定さえあります。でも単純に、777-300ERより新しい787-9にのってみたかったから!ただそれだけ(笑)

 

2つ目は、バンクーバーは彼女が学生の頃留学していたから。 「少しでも寄れたらいいね」と話していたんです。でもこの航空券を手配したあとの2017年の1月、激安のANA旅作ツアーでバンクーバーへ旅行することができ、787-9にも乗れました。このときはTwitterで繋がっている方々とご一緒することができて、とても楽しい旅行に♪なので787-9に乗るという目標は達成してしまい今回は大人しく、空港近くのアウトレットで買い物をして帰国。

 

3つ目は、ロサンゼルスからの特典航空券に空きが無かったから。2016年8月に特典航空券をしたときはANAマイレージクラブの平会員。でもなぜかバンクーバー羽田のビジネスクラスに2席の空きが奇跡的にあったんです!得点航空券を発券するときに一番厄介なのが、この空席があるかどうかですね。1人はあっても、2人は空いていないということが結構ありました。

JRでも途中下車可能

話が少しそれますが、電車でも条件を満たせばJRで1枚の乗車券で途中下車できることを、皆さんはご存知でしょうか?

例としては、

【東京→新大阪を出張のため新幹線で移動するが、名古屋での用事があり、名古屋で1泊してから新大阪に向かいたい】という場合です。

この場合は、

  • 東京→新大阪の乗車券・8,750円・有効期間4日間
  • 東京→名古屋の特急券
  • 名古屋→新大阪の特急券

のように、乗車券は1枚でも特急券を乗る区間で分けて2枚購入することさえ忘れなければ大丈夫なんです。有効期間の4日間以内であれば、名古屋から新大阪まで同じ乗車券を利用して新大阪まで帰れますよ。

  • 東京→名古屋6,260円
  • 名古屋→東京3,350円

のように、乗車券を2区間に分けなくてよいので860円多く払わなくて済みます。駅弁が買える金額なので、侮れません!私が就職活動で新幹線に乗るときに、このルールを知りませんでした。社会人になって初めて知ったのですが、往復割引などの面白い割引もあったりするので、機会があれば利用してみてください。

往路はエコノミー・復路はビジネス

クラス混在

ご搭乗のクラスが複数ある場合は、往路・復路それぞれに必要なマイル数の2分の1を適用します

乗り継ぎのある旅程で、複数のクラスが混在する場合は、往路・復路それぞれに上位クラスのマイル数を適用します。

予約時点で①~②~③のビジネスクラスに空きがなかったこと、旅の前半はまだ元気が残っているであろうという理由から、ロサンゼルスまでの往路はエコノミークラスを利用することにしました。

f:id:akaheru717:20171023204749p:plainこの場合必要マイルの計算はどうなるのか?提携航空会社特典航空券の必要マイルはAとBの二種類がありますが、今回はホノルルで乗り継ぐので上のBが適用されます。ロサンゼルスは上の図の【北米Zone6】。

往復ビジネスクラス(C)の半分・90,000÷2=45,000

+

往復エコノミークラス(Y)の半分・55,000÷2=27,500

合計72,500マイルとなります。往復共にビジネスクラスを利用するよりも、17,500マイルマイル少なくすることができました。空きがあれば往復共にビジネスを利用してみたかったのですが、ホノルルはANAの特典航空券でもかなりの競合区間、こればかりは仕方ありませんね。そして、復路をビジネスクラスにして正解。往路でビジネスクラスに乗った後、旅で疲れた体でエコノミークラス10時間は考えただけで辛くなってきます。

日本国内は2回乗換が可能

乗り換え
日本国内で往路・復路各2回まで可能です。さらに、日本以外で往路・復路各2回まで可能です。
  • ※目的地は乗り換えの回数に含みません。
  • ※地上移動区間がある場合は、両端の都市を合わせて1回のお乗り換えと数えます。
  • ※途中降機は乗り継ぎ回数に含まれます。

f:id:akaheru717:20171023163142p:plain

またまたこの図(笑)。①が該当します。

JALのように関空からホノルルへの直行便が有ればいいのですが、ANAのホノルル便は羽田or成田からしかありません。関空から出発するとなると、私のように往路・復路共に日本国内の羽田(もしくは成田)で1回乗り換えることになる人が多いと思います。ですが実は、ルール上はもう1回どこかで乗り換えることが可能! するかしないかは別として、

 

往路:関空→那覇→羽田→ホノルル→ロサンゼルス

復路:ロサンゼルス→バンクーバー→羽田→那覇→関空

 

という旅程も可能です(笑)。私はやめておきましたが…元気のある方はぜひ! 

まとめ

私達は欲張りなので、「ハワイ以外にも行きたい!!」という話になったので必死で特典航空券の利用条件を勉強しました。利用条件はとても奥が深いですが、読んでいくうちにきっと、「少しでもお得に!」という気持ちが芽生えてきますよ(笑)。

 

「72,500マイルもないし、そんなに飛行機乗らなくてもいいよ!」という方へ。ANA国際線特典航空券の場合、単純に【羽田・成田↔️ホノルル】のエコノミー(Y)の往復は35,000マイル~可能です。ここ場合でも、国内での乗り換えは往路、復路共に2回可能。沖縄や北海道に行くこともできますよ。マイルによる、航空券代の節約効果はかなり大きいです!

 

  • 提携航空会社特典航空券は、往路か復路で1回ストップオーバーできる。
  • ストップオーバーを活用すれば、24時間を越えて滞在できる。
  • 往路と復路で利用するクラス(ビジネス・エコノミー)を分けると、必要マイル数を減らすことができる。