赤ヘルのマイル貯蓄&活用術

陸マイラー活動でANAのマイルを貯めて行った、ハワイ挙式・新婚旅行。私が実践した、お得にかつ楽しくする方法を公開していきます。

EUの免税手続きは複雑?ヘルシンキとフランクフルトでの手続きの流れを紹介!

関空からANAのマイルを使用して、ドイツのフランクフルト経由でフィンランドへ旅行。ドイツ・フィンランド・エストニアで買いもをして、EUを出る前に忘れてはならないのが免税手続き。20%前後付加価値税(日本でいう消費税)が、免税手続きによって約12%返ってきます。

私は【フィンランド(ヘルシンキ)→ドイツ(フランクフルトで1泊)→日本】のルートで帰国、ヘルシンキとフランクフルトの両方で免税手続きを行いました。備忘録として記録しておきますので、少しでも参考になれば幸いです。 

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確認!3つのポイント

  • 乗り継ぎかEU圏外へのフライト(日本)か
  • 購入品は機内持ち込みか受託手荷物(タグをつけて貨物室)か
  • 手続きは税関→返金(グローバルブルー等)の2ステップ

この3つ、とても重要です!1回手続きすると2回目はすんなりできますが、今回が初めての私はここで混乱しましたので。1つずつ見ていきましょう。

乗り継ぎかEU圏外へのフライト(日本)か

ガイドブックを見ると、「免税手続きは、EUをでる最後の国で」とかいてあります。 私の場合、フィンランドで購入したものは本来EU最終国であるドイツのフランクフルトで免税手続きをしないといけませんが、ほとんどはフィンランドで完結(後述)

購入品は機内持ち込みか受託手荷物(タグをつけて貨物室)か

免税の手続きは、保安検査・出国の前後どちらでもできます。がしかし、税関で輸出許可のスタンプを押してもらうときに、免税品を見せるよう求められることがあります。受託手荷物の中に免税品を入れて出国したら、免税品がない状態なので免税品を見せるよう要求されても「スーツケースの中に入れて預けた」といったら、税関でスタンプを押してもらうことができないかもしれません。

免税品が機内持ち込みオンリーの場合は出国した後に手続きしても大丈夫ですが、受託手荷物の中に免税品を入れる場合は必ず保安検査・出国前に免税手続きをしてください

手続きは税関→返金(Global Blue等)の2ステップ

税関のスタンプ云々いってますが、免税品をもってまず向かうの鷲のマークの税関(鷲のマークの大〇製薬と覚えましょう)!そこへ航空券・パスポート・免税品・免税書類を持っていき、「これをEU圏外へ持ち出すので、免税してやるぜ!」とスタンプを押してもらいます。その後、Global Blue等で免税となる費用を返金してもらうことになっています。

日本へ帰国するときは、時間的にアジア行きの便が集中するためかカウンターが混雑するので、時間にかなり余裕をもって行くことをお勧めします。時間が余ればコーヒーを飲んでゆっくり過ごしましょう。

ヘルシンキ空港での免税手続き

  • ターミナル1(ルフトハンザ)でチェックインし航空券をもらう(免税手続きするので、荷物は後から預けると伝える
  • ターミナル2の免税カウンターで手続き
  • ターミナル1へ戻り荷物を預ける
  • 保安検査
  • マリメッコで買い物(笑)
  • 29番ゲート付近で再度免税手続き

ヘルシンキの制限区域外(保安検査通過前)にある免税のカウンターはターミナル2の2B出口、スターバックスコーヒーの近くにあります。 

ヘルシンキではマリメッコを大量に購入したので、まずはここでアタック。フランクフルト経由で帰国するので、ガイドブック通りならフランクフルトで手続きをしなければいけませんが、念のため行ってみました。マリメッコだけでも、免税書類が5枚あったので早めにできるとたすかりますし。場所はここ。 

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【JALよりお借りしました】
 

カウンターのお姉さんは開口一番「eチケット見せて」と(航空会社のカウンターでチェックインして航空券を発券したあと来ましたが、チェックイン前にスマホの画面や印刷したeチケットでも良さそうな雰囲気)。航空券・パスポート・返金するクレジットカード・お店でもらった免税書類(ホテルで事前に全て記入済)をセットで渡します。なんと、あっさり2分で手続きは終わりました(笑)かなりビビってたので、なんか拍子抜け。「返金はこのクレジットカードに、5日以内に行われるよ!」とのこと。2~3ヵ月かかるとの情報もありましたが、フィンランドでの返金はかなり早いようです!

11:30に手続きしましたが、カウンターには誰もならんでなかったこともあり、妻の免税手続きを含めて5分で終了!日本やアジア便が集中する午後はかなり混雑するとの情報があったので、免税手続きをする人は早めに空港へ向かう方が良いですね。あと、フィンエアーやJALはターミナル2から出発するので免税カウンターは近くにありますが、私は利用したルフトハンザはまさかのターミナル1。ターミナル1↔️2は徒歩7分ほどかかるので、荷物をもっての移動はなかなかしんどかったです…。

保安検査通過後の買い物も免税手続きを!

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荷物を預けて保安検査を通っても、マリメッコやイッタラなどショップがあり妻はお約束の購入。で、制限区域内にも免税カウンターがあります。場所は29番ゲートの反対側。

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妻は先ほどと同じようにアタックしたのですが、航空券を見せて「フランクフルト経由(1泊)で日本へ帰国する」と伝えると「フランクフルトで手続きしてね、たぶんここより混んでるけど」と言われました。29番ゲートのカウンターのメガネのジェントルマンは日本語ペラペラ!!!制限区域で購入したマリメッコはフランクフルトで手続きすることに。

フランクフルト空港での免税手続き

さて、本番はここ。私は依頼された物を含めてもRIMOWAのスーツケースを3つも買ったので、免税額(約12%)もバカになりません。

免税手続き流れ

  • チェックインカウンターで航空券を受け取り、全ての受託手荷物(貨物室に預けるやつ)にタグをつけてもらう
  • 免税品が入っていない荷物はここで預ける
  • 免税品が入っている荷物は、タグを着けたまま自分で税関へ持っていく(こことても重要!重要!)
  • 鷲のマークの税関(大〇製薬と覚えておけば忘れません)へ行き、お店でもらった免税書類にスタンプをもらう(ここで商品みせろ!と言われる場合あり)その隣でタグが着いた荷物をベルトコンベアに載せて預ける
  • Global Blue等で返金手続き
  • 保安検査・出国
  • 機内持ち込みの免税手続き

正直、人が多すぎてめちゃくちゃ時間がかかることを覚悟して行った方がいいです。チェックインカウンターで航空券を受け取ってから全ての手続きを終えるまでに、約2時間かかりました。

www.akaheru717.com

私はこのRIMOWAを購入。ホールAとBに2店舗ありますが、ホールBのショップ。

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他の方のブログを見ると、こちらの方が品揃えが良いみたいですね!ここから搭乗まで、なかなかハードなスケジュール。

チェックインカウンターで航空券を受け取り、全ての受託手荷物(貨物室に預けるやつ)にタグをつけてもらう

まずはチェックイン。ANAの19万マイルを利用してルフトハンザのビジネスクラスに搭乗。陸マイラー万歳!ビジネスクラスのチェックインカウンターは待ち時間無しでしたが、こんな荷物持って行ったらカウンターのジェントルマンも目が点。 

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そして、ここで問題発生!!!受託手荷物(貨物室に載せるやつ)はスーツケース2個・購入したRIMOWA3個の合計5個。ジェントルマン曰く「1人2個までしか無料じゃないけぇ、追加料金払わにゃいけんわ~」と。普通に払えば150€の出費。がしかし、旅行は事前準備が大切!ルフトハンザのホームページで、スターアライアンスゴールドなら3個まで無料と調べておきました。今年SFC修行してよかった♪

https://www.lufthansa.com/jp/ja/Free-baggage-allowance-for-status-customers

ANAのプラチナカード見せて「スターアライアンスゴールドなら3個無料って聞いたんじゃけど、このカードでいい?」と伝えてらさくっと手続きしてもらえました。みなさん、RIMOWAを買うときは個数に注意。そして事前の下調べも必須!

免税品が入っていない荷物はここで預ける

無事全ての受託手荷物(RIMOWAを含め5個)にタグをつけてもらえたら、スーツケース2つのみを預けました。妻がヘルシンキ空港の保安検査通過後に購入したマリメッコは、機内持ち込みのスーツケースに入れて持っていきます。その他のフィンランドで購入した免税品は、ヘルシンキ空港で免税手続きが終わったのでこの2つのスーツケースに分散して収納。

免税品が入っている荷物は、タグを着けたまま自分で税関へ持っていく(こことても重要!重要!)

段ボールに入ったRIMOWAはここで預けずに鷲のマークの税関へ進みます。ここでRIMOWAを預けたら、税関でスタンプを押してもらえないかもしれません。World Shopの店員さんにも、「航空会社のカウンターでは絶対に預けるな!」としつこく言われます。

鷲のマークの税関(大〇製薬と覚えておけば忘れません)へ行き、お店でもらった免税書類にスタンプをもらう(ここで商品みせろ!と言われる場合あり)その隣でタグが着いた荷物をベルトコンベアに載せて預ける

ホールBのWorld Shopを出て直進して左側が税関、右側がGlobal Blue等の返金手続きカウンター。 

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税関へ11:00に行きましたが、この混雑!15分くらい待つことに。

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ここで店舗でもらった免税書類(事前に全て記入しておく)にスタンプをもらい、タグをつけてもらった受託手荷物をベルトコンベアに載せて預けます。列にならびながら見る限りでは、人が多かったためか免税品の確認はしてませんでした。私も同様に「免税品を見せて」と言われることなくスタンプを押してもい、1分で終了。

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ブレブレですいません、税関にはこのような看板あり。荷物が無事ベルトコンベアから流れていくのを見届けたら、次は返金の手続きへ。

Global Blue等で返金手続き

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ここのカウンターは待ち時間0。私は全てクレジットカード(商品を購入したカード以外でもOK)へ返金の手続きをしました。現金で受け取る場合は免税書類1枚当たり3€の手数料が必要みたいです。クレジットカードへ返金の場合は、スタンプを押してもらった書類を封筒(店舗でもらった書類入れが封筒になる)にいれてポストへ投函すればいいみたいですが、金額が大きくて不安だったのでカウンターで手続きしました。フレンドリーに対応してもらえますし、手続き完了のレシートがもらえるので安心です。

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ちなみに、ルフトハンザRIMOWAを売っているWorld ShopはGlobal BlueではなくこちらのPREMIER tax freeです。カウンターは隣にありますが別々に手続きが必要なので注意してください。

保安検査・出国

ここが一番時間がかかりました。関空行きのルフトハンザはZ51ゲートから出発したのですが、ターミナルZの出国審査官が2名しかおらず全然前に進みません。みんな殺気立ってました(笑)途中から2名応援が来て4名になりましたが、出国後の保安検査を含めて1時間かかりました。くどいですが、時間には余裕をもって!!

機内持ち込みの免税手続き

ここまでくればゴールは目の前。

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保安検査通過後、税関とGlobal Blueのカウンターが並んでいるのでヘルシンキ空港で購入したマリメッコの免税手続きをします。税関で「免税品はどこ?」と聞かれ、「このスーツケースの中にあるよ」というと書類にスタンプを押してもらえました。隣のGlobal Blueでクレジットカードに返金の手続きをして終了!後から気づいたんですが、機内持ち込みの免税品もRIMOWAと一緒に出国前に手続きできたんじゃないかと…。そうすれば何回も税関に寄らなくて済みますしね。後から気が付いたので、次回は出国前に受託手荷物と一緒に手続きしようかと思います。

まとめ

はじめはEUの免税手続きにビビッてましたが、終わってみると手続き自体は簡単なものでした。しかしフランクフルト空港はとても広く、初めて行く私にはどこに何があるのかさっぱり(笑)「とにかく時間に余裕をもっていく!!」これ、本当に重要です。もうひとつ、国と係員によって対応に結構違いがあると思います。私はヘルシンキ空港で手続きできたりできなかったりしたので。乗り継ぎがある場合でもとりあえず聞いてみたほうがいいかも。以前フィンランドへ旅行した友人は「え、免税なんかあるん?」といってましたが、約12%のお金が返ってきますので免税手続きはお忘れなく!!