「挙式や新婚旅行を海外で!」と考えている方は多いと思いますが、入籍から海外へ出発するまでどのくらいの期間があるでしょうか?
私たちは2週間しかありませんでした。
入籍後まずしなければならない手続きといったら、住民票や免許証の変更が思いつきますよね。でも海外に行く場合は、名前を変更してしまうと面倒なものがいくつかあります。
今回は入籍後、海外へ行くときに注意すべきポイント4つを紹介します。
航空券
旧姓で搭乗できます。
重要なのは、新姓・旧姓よりも《パスポートと名前が揃っていないと搭乗できない》ということです。
ANAの提携航空会社特典航空券の【発券後の注意】のページにはこうかかれています。
・ ご搭乗者およびマイルご提供者の名義変更はできません。
つまり、航空券を発券した後は名前の変更ができないんですよ…。
「とりあえず旧姓で予約して、出発前に入籍したら、後から新姓に変更すればいいや~」とはいかないので、予約する前に入籍と出発のタイミングをしっかりと二人で話し合ってください。
なぜこんなことを言うの?と思うかもしれませんが、私たちが特典航空券を発券したのが2016年9月。この時点では入籍の日ちには決まっておらず、新姓になっているか自信がなかったので、とりあえず旧姓で予約することにしたんです。私はてっきり「名前の変更くらいできるじゃろ~」と思っていたので。結果、それがラッキー。
ANAに電話で問い合わせて確認しましたが、やはり旧姓から新姓への名前の変更はできないということでした。
じゃあ新姓の搭乗券を手に入れるためにはどうすればいいの?となりますよね。そのためには旧姓の予約を一旦キャンセルして、新姓で予約しなおすことになるんです。が、これが厄介で…キャンセルには3000マイルが必要なうえに、マイルを使った特典航空券なので、同じ旅程を確保できる保証がないんです。
上の記事で書いたのですが、 私たちは挙式と新婚旅行の際、日本とハワイの単純往復ではなくロサンゼルスやバンクーバーにも行くので、同じ旅程が予約できなくなると、結構困ります(笑)
もし私と同じように、「後から航空券の名前を変更しよう~」思っている人がいたら、とりあえず航空券の名前を確認してみてください!!
パスポート
航空券と同じ名前である必要がある。
これがとても重要です。というのも、パスポートの氏名・本籍等に変更があった場合は変更の手続きをしなければいけないのですが、変更の申請から受け取りまで土曜・日曜・祝休日・年末年始を除いて6日間必要になるからです。
仮に月曜日に申請したとしても、最短で次の週の月曜日の受け取りになるので、かなり時間がかかります。(申請日を含めて6日必要です)
しかも、申請は代理人でも可能ですが、受け取りは必ず本人が行かなければいけません。(子供の場合は、親が連れていく)窓口の多くは平日しか開いていないので、多くの人は仕事を休んで受け取りに行く必要があるでしょう。
私たちのは2017年5月中旬に入籍・下旬にハワイへ出発するので、入籍から出発まで休日を含めて2週間しかありません(笑)
もし航空券を新姓で発券していたら、今頃ヒヤヒヤしていたでしょう…。
海外旅行保険
パスポートと同じ名前で契約する。
海外旅行保険をどうするか、結構迷いました。今年1月にANAの旅作を使ってカナダに行ったのですが、その時は保険がセットになっていたので特に考える必要はなかったのですが、なんせ今回はすべて個人手配の旅行、期間も11日あるのでさすがに加入しようと思い調べてみました。
結果、以下3つの保険を組み合わせることに。
1.ANAスーパーフライヤーズゴールドカード
2.アメリカンエキスプレスゴールドカード
3.損害保険ジャパン日本興亜株式会社【新・海外旅行保険off】
全てのコールセンターに電話して確認しましたが、「各保険を組み合わせて使用することは可能」との回答をもらいました。
えっ?クレジットカードとネットから申し込む保険を併用できるの?!と思われる方もいると思いますが、できるんです。
併用した結果、11日間の保険料は【新・海外旅行保険off】の2050円でした。
国際免許
日本の運転免許証:新姓
パスポート:旧姓
この条件で、国際免許証が取得できると思いますか??
答えはNO。
日本の運転免許証、パスポートが同じ名前でないと発行できません。
私はハワイでレンタカーを運転する予定なので、国際免許証を取得しました。ハワイでは日本の免許証だけでも運転できるということなのですが、海外で運転するのは初めてということもあり、念のため国際免許証を取得することに。申請には日本の運転免許証とパスポートが必要です。
で、私が免許センターに行ったときに、女性が係の人とトラブルになっているのが聞こえてきたんですが…。
その女性は、
日本の運転免許証:新姓
パスポート:旧姓
航空券:旧姓
という条件で申請にきたようです。係の人曰く、「国際免許証はあくまでも日本の運転免許証の海外バージョンという位置づけなので、違う名前では作成できない。」という説明をしていました。
日本の運転免許証を旧姓に戻すわけにもいかず、かといって発券済みの航空券とパスポートを新姓にするわけにもいかず、という感じのやりとりがあったみたいで、結局この女性は国際免許証をあきらめてかえってしまいました。
まとめ
入籍後、挙式や海外旅行へ行く場合は、パスポートの名前が基準になるので、注意が必要です。ほとんどの場合、女性の名字が変わると思いますので、まずは航空券の名前を新姓・旧姓のどちらで予約するかを二人でしっかりと確認してください。
- パスポートの名前と、航空券・海外旅行保険の名前をそろえる必要がある。
- 国際免許証は、日本の運転免許証とパスポートと同じ名前でないと取得できない。