「プロポーズはしてほしい」
まだ結婚を決める前、私が彼女から言われた言葉です。
私は去年の10月に北海道でプロポーズをして、彼女が「婚約者」となりました。
プロポーズのやり方は人によってさまざまですし、プロポーズをせずに結婚した友達もいます。
私がどのような流れでプロポーズするのかを考える際に、ほかの方のブログを参考にさせていただきました。
なので今回は、「結婚を考えているがプロポーズがまだであり、どういう感じでプロポーズすればいいのかな?」と考えている方に、この記事が少しでも参考になればと思い、私の話を紹介します。
私は付き合っているときに、彼女から2つのことを言われていました。
「婚約指輪のデザインは自分で選びたい」
これを我儘と思う人もいるかもしれませんが、私は正直に言ってもらえて助かりました。せっかく身に着けてもらうなら、自分が気に入った物の方がいいですもんね。なんせ一生に一度の物ですし、安い買い物でもないので。
私の母は、「今はタンスのこやしになっとるよ~」と笑いながら言ってましたが…これから結婚するというのに、実に空気の読めない母親です(笑)
買い物のついでに百貨店などを巡りながら指輪を見ていると、意外とすんなり気に入ったデザインの物が見つかりました。
なので指輪は後日、1人で買いにいきました。値段を見せるのが嫌だったので。
ブランドや値段は、想像にお任せします(笑)
「プロポーズはしてほしい」
そのままですね。
実際私の周りでは、プロポーズなしで結婚している人が結構います。別にそれを否定するつもりはありませんし、お互いが納得しているのであれば全然良いないと思います。
でも私の場合は、付き合うときは彼女からだったので、「結婚のときは、私から思いをしっかりと伝えないといけない」と思っていたのも事実です。
でも、「プロポーズ」って、いざ自分がするとなると、相当困るし迷います(笑)
女性の方から、「次にディナー行くときに必ずプロポーズしてね!!!」と男性に伝えて、おしゃれなレストランでディナーしたのは良かったものの、男性が緊張しすぎてプロポーズできなかったという話。
キャッチボールしながら、「そろそろ結婚しようか」とプロポーズしたら、「それじゃダメ」といわれた話。
逆に、
東京ディズニーランドのシンデレラ城の前でプロポーズして、見事成功した話。
男性の一人暮らしの部屋でプロポーズして、成功した話。
などの失敗例と成功例の話を周りから聞いていたのですが、「プロポーズは人の真似はしたくない」と密かに思っていました。
彼女はたまに、
「プロポーズはいつかな~」とたまに探りを入れてきました(笑)
なので私は当初、プロポーズする日は野球の予告先発のように、
「付き合った記念日にしようかな~」と彼女には言っていました。
ですが、「どうしてもサプライズでしたい」という思いがあり…付き合った記念日の2か月前に行く、北海道旅行の際に決行することに決めました。
が、なんせ私はいつも段取りが悪いので、気がつけば旅行の3日前!
さすがにこれはまずい。
結婚指輪は注文していましたが、北海道旅行には間に合わなかったので指輪ケースに似た箱で、中にアクセサリーが入っているものを用意して、北海道旅行に向かうことにしました。
旅行は2泊3日で、1日目はビジネスホテル、2日目は星野リゾートトマムに宿泊です。
決行日は2日目、場所は宿泊する星野リゾートトマムに決めました。
サムソナイトのスーツケースに指輪ケース風の箱を忍ばせ、ばれないように運びます。
1日目、札幌市内を観光し、すすきののビジネスホテルに宿泊。
2日目、レンタカーで観光をしつつ、トマムへ。この時からすでに、気が気ではありません。
夕方、早めに星野リゾートトマムに到着しました。
10月のハロウィーンの季節でしたが、ホテルの外は少し早い雪景色、いい雰囲気です。
事前にホテルに連絡をして、
「ホテルでプロポーズするので、22時に部屋へケーキを持ってきてしてほしい」
とお願いしました。すると、
「かしこまりました。では、できるだけ高層階を用意しますね!!」
と嬉しい配慮。
ちなみにこの電話は出発当日、伊丹空港のカードラウンジ、ラウンジ大阪で彼女にばれないように、こっそりしました。本来であればケーキの予約は5日前までといわれましたが、今回はなんとか手配していただくことができました。
本当に感謝感謝です。
さて、実際にホテルにチェックをすると、なんとまさかの32階(笑)
「おぉ。まじか!!安いプランなのに、閑散期じゃけいい部屋くれたんかな?」と誤魔化します(笑)
部屋ですこしくつろいで、晩御飯はホテル内にあるチーズフォンデュをチョイス。さっくりと食べ終わり、部屋に戻ります。
いよいよ22時が近づいてきました。
心臓はバクバク、トイレや洗面台に行ったりきたり。全然落ち着きません…ここにきて、「やっぱり今日じゃなくて、記念日に変更しようかな?」と、チキンな悪魔の囁きまで聞こえてくる始末です。
そんな時、
「ピンポ~ン♪」
22時ピッタリ、日本の鉄道ダイヤのごとく正確な時間に、ホテルのスタッフさんが部屋に来ました。
が、彼女はそんなこと関係なし!まさかのホテルの部屋着を着て、ソファーに横になりテレビを見ながらくつろいでいます。
「ケーキをお持ちしました。ごゆっくりお過ごしください」
そう言い残して、ホテルの人は部屋を後にします。
「えっ?なんこれ?」
と彼女はあっけらかんとしていましたが、ここで例の物を投入!!!
パカッ
「指輪は間に合わんかったけど…こんなことしかできんかったけど…僕と結婚してください」
それしか言葉が思い浮かびませんでした。
しばらくして、
「はい…お願いします」
という返事をもらいました。
彼女は泣いていました。僕も泣きました。
この瞬間に、彼女が「婚約者」に変わったのです。
この日、この場所での思い出は、一生の物になるでしょう。
ちなみにケーキと、準備した指輪の箱風のものはこちらです。
夜の22時を過ぎていましたが、ケーキはお互いの胃の中に消えていくことに…(笑)
ケーキを食べた後は、緊張から解放されたためか、爆睡で気が付くと 朝になっていました。
旅行から帰ってくると、まずは両親への報告を行いました。
その後は、両家の顔合わせ、新居の準備などをすることになるのですが、気が付くと
「あっ、俺結婚するんじゃ!」と自分でも知らないうちに、プロポーズした日が、人生の中での区切りとなっていました。
プロポーズしなくても、結婚することになっていたかもしれません。
しかし、プロポーズしたことでお互いの距離がとても近くなりましたし、「結婚準備しなくちゃね!!」と2人で次のステップへ進めたので、プロポーズして本当に良かったと思います。
『結婚を考えているが、プロポーズがまだの男性の方へ!!』
ぜひプロポーズをしてください!!!
私自身や他の人の例をあげましたが、やり方に正解はないと思います。あなたが彼女の為に一生懸命考えたものであれば、彼女は間違いなく喜んでくれるはずです。今まで以上にお互いの距離が近くなりますよ!!
まとめ
- 挙式が注目されがちだが、プロポーズも大切
- プロポーズするときは、しっかりと計画を練る
- 結婚指輪のデザインは、どちらが決めるかをさりげなく確認する